2025年5月8日木曜日

 大阪万博とメディア

  今日の朝日新聞の夕刊の『取材考記』という名の記者が書く大型コラムに、4月13日に開幕した大阪万博の記事が載っている。これまで新聞を中心とするメディアでは、各国のパビリオンの建設の遅れがたびたび報ぜられていたが、この記事によると開幕に間に合わなかったパビリオンは5ヶ国。「5月1日時点で開館していないのはネパールのみ」とのこと。そうだとするとこれまでのメディアの報道はいったい何だったのか。

 私は過去の万博の歴史に全く詳しくないが、唯一専門と関連する1936年のパリ万博は同年のフランスの左翼政権(人民戦線内閣)の成立にともなうストライキの大波で大幅に遅れ、開場後も工事が続いていた。

 今回の大阪万博の終了までの入場者数のメディアによる予測は、入場券の予約状況では大幅赤字とのことだったが、私は本当にそうか疑った。私自身、半世紀前の大阪万博に特別の関心はなかったが、子供達のため(口実?)結局参加した経験を持つから。

 政界の内幕に詳しくない私にはメディアの冷淡さは自民党政権への反発なのか、開催に熱心だったとされる「維新」への反発なのか分からない。入場者数などの最終結果もまだ分からない。しかし、私は日本らしい木造のサークルなど、その卓抜なアイデアだけでも世界の人々に見てもらいたいと思っている。

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