2024年10月6日日曜日

世界の大学の格付け

  各紙に東京工業大学と東京医科歯科大学の合併の記事が大きく載り、それに関連してか、英国のタイムズ紙の「世界大学ランキング表」が改めて紹介されている。現在の医療技術の進歩、とくに電子化、AI化などを考えれば両校の合体は意義があるだろう。しかし、政府が最近進めている「国際卓越研究大学」(現在10校程度)に認められれば研究費が大幅に増額されるので、それを狙ったということもありそうだ。いずれにせよ研究水準を大幅にアップして欲しい。

 ところで「世界大学ランキング表」で1位オックスフォード、2位スタンフォード、3位マサチューセッツ工科大、4位ハーバード大はともかく、東京大29位、京都大55位はいくら何でも低すぎるのでは? シンガポール国立大19位より低いとは!

 何故こういう結果なのか。たしか、大学の国際性(教員や学生中の外国人の割合)も考慮されていると記憶する。その点なら日本の大学は不利になるだろう。前にもブログで触れたが、私は1960年代に英国の海軍兵学校の式典を見学したことがある。遠目にもアフリカ系の生徒が目立った。旧英領植民地では軍関係の学校の整備が遅れていたのだろう。兵学校でそうなら有名大学の場合それ以上に外国人( カナダなど白人英連邦諸国も含む)は少なくないはず。英語が共通の米国の大学も同じ。

 だからといって清華大12位、北京大14位より下位とはよく分からない。文系以上に理系では研究費が貧弱ではどうにもならないの場合が多いのでは。ともあれ、29位や55位を早く脱してほしい。

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