2023年10月28日土曜日

「減税 VS給付」論争に意味はあるか?

  現在開会中の国会、 与野党の意見対立点はいろいろあろうが、現在のところは最近の経済情勢で生じた余剰金を減税で国民に還元するか、給付金で還元するかが問題となっているようだ。両者の違い、得失はその人の経済的位置により異なるだろうし、経済に疎い私はどちらかに軍配を挙げたくない。

 しかし与野党とも、世界の先進国で最悪と言われる借金大国の日本は余剰金を国民に還元することよりも予算の赤字を大量の国債発行で糊塗している現状を改めようと提案しないのは不思議である。

 国家財政と家計は同一の尺度で計れないだろうし、先進諸国の高いインフレ率を考えると現在の我が国の経済は比較すれば良い方なのだろう。しかし、数年前の価値がほぼ半減した円のおかげで輸出産業や観光業が活況を呈しても、国債による赤字補填を続けていって良いとも思えない。議会民主主義に健全財政を求めることの困難は避け難いのか?  

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