このごろテレビ放送を聴いていて気になる表現が少なくない。MCとはmain casterの略称だと思っていたが、master of ceremonyのことだと聞く。しかし正式の説明を聞いたことはないので、そうらしいと思うだけ。同様に英語の略称(NATOのような)の場合、私はそれでも平均的日本人よりは略称から正式名称が想像できる方だと思っていたが、最近のように使用頻度が高くなってくると分からないことも多い。
略称も戸惑うが、日本語でもこれまで聞いたことのない表現を聞くとどうにも違和感を覚える。最近では「推し」や「沼ハマ」もそうだが、「更なる」なども昔は聞いたことが無かった。昔なら「一層の」だろう。
最近やたらに使われる「関係性」という言葉も気になる。実際、「関係」と言い換えて何の違いも感じられないケースがほとんどである。どうしてわざわざ複雑にする必要があるのか? そんなことで庶民との違いを出したいのかと嫌味を言いたくもなる。芸術の世界ならいざ知らず、日常の表現は分かりやすいのが一番だと思う。日本のイスラム圏研究者の中にコーランのことをわざわざクオラン?とか書いている人がいる。専門家振りたいのか?(これは私もやりかねないか)
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