昨日の朝の NHKのニュース番組で、巨大なコンクリート製の観音像の後始末の問題を取り上げていた。私が現物を見ているのは車窓からの大船の観音像ぐらい。それでも関東の牛久大仏や高崎山の大仏は映像でお目に掛かっている。しかし、番組に写っていたのは石川県のどこかの大仏であり、同類は全国にあるという。
仏教の信仰の厚い人たちが巨大観音像を建立することに私は反対ではない。しかし、建立時の番組に写っていた建築主は年間百万人が訪れるだろうと語っていたが、昨日の番組によると建立当初は知らず現在の訪問者は少なく、老朽化して危険物と化している。建築主には9億円の撤去費用を支払う力はなく、行政(県?)が負担することになるという。
今回は巨大観音像のケースだが、全国にはスキー場をはじめ観光客の来訪を期待して建設されたさまざまな観光施設が当初の人気が去り重荷と化しているケースは少なくないのでは。見込み違いは何事にも起こりうるが、安全のためという理由づけで後始末を公費でというのはいただけない。
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