2022年3月21日月曜日

プロ野球の名監督ベストテン

  一昨日の朝日新聞の付録beの恒例の「読者のRanking」は「プロ野球の名監督」10人で、納得できる者もあるがそうでない者もいる。

 野村克也監督の第一位に反対する人は稀だろう。行く先々でそのチームをリーグ優勝や日本一にさせた上に、全盛期を過ぎたと見られ他チームを解雇された移籍選手を復活させ「野村再生工場」と呼ばれたことは記憶に新しい。その最高の実例と自認する山崎武司は中日時代に一度本塁打王になったが、その後盛りを過ぎたと見られ中日ついでオリックスを解雇された。しかし野村に拾われ楽天で活躍し再度本塁打王(それも生涯最多の本数)になった。

 第二位の星野仙一は無論それなりの優勝実績(3回)を残したが、「女性人気が高かった」と評されるように実績以外の要素が働いたようだ。私なら「読者のRanking」には名が無いが三原修監督を第二位に推す。戦後間も無く巨人軍の監督を務めたが、元同僚選手だった水原茂がシベリア抑留から帰国すると何故かその地位を追われ西鉄の監督となり三連続優勝を成し遂げ見事に仇をとった。さらに大洋ホエールズに移り最下位チームを翌年優勝させた。名前にマジックが付いた最初の監督である。

 監督ベストテンに巨人軍からは川上(4位)、長嶋(5位)、王(8位)と3人が選ばれているが、私は3人をそれほど評価しない。川上が長嶋と王の活躍に大いに助けられたように彼等はいわば金満チームの監督故の常勝監督だったのではないか。毎年度下位だったチームを変身させた仰木(3位)や古葉(7位)や西本(10位)監督とは違うのでは。

 日本ハムの新監督となった新庄には大いに期待するが、最近の日本ハムは下位に低迷している。選手に地力がなければいくら監督が頑張っても苦しいかも.........。

 

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