ロシアとウクライナの紛争はとうとう本格的な戦争になってしまった。政治とは可能性の技術とも聞いているが、素人(俳優出身)のゼレンスキー・ウクライナ大統領にそれを期待するのは矢張り無理だったようだ。
それにしても、ウクライナ大統領の軽率さもさることながら、それを煽ったとしか思えないバイデン米大統領やブリンケン国務長官の発言にはうんざりする。実際にとことんまでウクライナを支持する覚悟もないのにロシアの非をならしても、足元を見られるだけで何の効果もない。両人だけでなく米国の政治家には想像力不足に基づく相手国の立場への無理解がしばしば顔を出す。
今朝の毎日新聞に「米世論 関与に消極的」との見出しで米CBSの世論調査が載っている。それによると「(バイデン)政権のロシア対応」への支持40%、支持しない60%。「米国の望まれる対応」として、ウクライナを支持すべき43%、関わるべきでない53%とのこと。近年のイラクやアフガニスタンへの介入の失敗にうんざりしている米国民は同盟国でもないウクライナのために血を流す気にはなれないのだろう。制裁も強力になればなるほどロシアよりも自分達を苦しめるだろう。こんな事を繰り返していたら民主党は国民に愛想を尽かされ、トランプ再登場となりかねない。
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