今朝の朝日新聞に「死刑 その現実」と題する三人の識者の死刑制度への発言が載っている。しかし、死刑を是認する一人を含めて絞首刑という方法や告知時期への疑問を指摘するだけで(私も現行の絞首による刑執行には反対)で、死刑そのものの是非は論じられていない。
現代の日本には日弁連会長をはじめ死刑廃止論者は多いと聞くのに、なぜこの機会に彼らはだんまりを決め込むのか。メディアが今は時期が悪いと「忖度」してかれらに発言を求めないからか? それとも彼ら自身が時期が悪いとして発言したがらないのか。彼らの廃止論はその程度のものなのか。
私は身内や知人が今回のように何ら正当な理由もなく殺害されたら当然に死刑を望む。それ無くして正義は回復されないと思うから。極言すれば、国家が義務を果たさない場合、近親者による私的報復さえあり得る。
昨日あたり死刑囚3人が刑を執行されたが、死刑囚は200人前後?もいる由。そのこと自体、速やかな刑の執行を定める法律に違反していると聞く。国家が明白な法律違反を重ねて良いとは言えまい。
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