私が中高生だった頃でも正規の学校教育以外のいわゆる家庭教師やピアノを始めとする習い事は皆無ではなかったが、現代日本の学習塾や習い事の盛況ぶりは老人の予想を超えているようだ。しかし、お隣の韓国の大学入試や企業入社のための競争は日本のレベルではないとも漏れ聞いていた。その結果韓国では経済事情と子供の将来とを考慮して出生率が異常に低いとも。
NHK BS1の「ママにならないことにしました。韓国ソウル出生率0.64の衝撃」(12月19日)を見た。それにより、「反出生主義」や「非婚」の原因は単純ではないと知った。番組によると韓国の出生率は0.84、ソウルなら0.64 (日本は1.34)。 2以下なら人口は減少するし、韓国の人口は2100年には半減。2750年にはゼロになる。それでも反出生主義や非婚が増加するのは現政権の下でソウルのマンション価格が倍増という経済的理由もあるが、1)「自分を磨くこと」を優先、2)「子どもが幸せになれない社会」への失望 も大きいという。
1)は、育児退職を迫られたり、弁護士のようなハイクラスの職業人でも出産と育児の数年間の空白は不本意だし、2)は、現代日本以上の競争社会への反発や失望があるという。しかし、孫の誕生を望む両親の失望、とりわけ儒教道徳の残る地方の両親の反対を押し切るばかりでなく、子を持ちたい夫君の反対も乗り越えて0.84や0.64という低い出生率が記録されているとは..........。我韓国女性の強さが印象的である。我が国の女性もやがて韓国女性の後を追うのだろうか。
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