2021年2月15日月曜日

人類の進歩とは?

  昨日、駅前の図書館分室ではなく、別の分室に出かけた。運動不足を多少とも解消したいとの無駄な抵抗なのだが。自宅からの距離の差は僅かだが、坂の上り下りの回数が倍ほど違う。

  途中、竹林の中の小道で鳩のものらしい 羽毛 ( 色から判断 ) が20メートルほどの間に散らばっていた。人間の仕業とも思えない。猛禽類に襲われ餌食となったのだろう。人間が勝手に平和の象徴扱いする鳩も動物間の生存競争を免れられない。

  野生動物をテーマにしたテレビ番組をときどき視る。その大部分は肉食動物で、他種の動物を殺して生活している。動物界は生存競争そのものである。考えてみれば人間も同じで、他人が殺してくれた動物の肉を食している。

  録画してあったアマゾンの奥地の先住民「イゾラド」の紹介番組を視た。同じ先住民でも分散して生活し文明社会との接触を全く持たない未開人で衣服というほどのものは無く、合計しても最大500人ほどと推測される。他の文明化した先住民を殺したことから調査がなされたとのこと。

  極度の警戒心を持つ ( 好奇心も ) 彼らにアンケートを実施した結果は、1)  「文明側の人間をどう思うか」の質問には、「あなたたちが怖い」。2) 「何故ひとを殺めたのか」との質問には「怖いから先に殺した」。 3) 「あなたたちは幸せか」には「わからない」との答えだった。

  この番組の与える印象は人様々だろう。私自身は誕生以来の人類が歩んだはるかな道を想った。

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