2020年5月25日月曜日

事実を曲げない報道を!

今朝の東京新聞の『本音のコラム』欄に、看護師で評論家の宮子あずさ氏の「煽らない報道を」が載っている。都下の吉祥寺に住む氏は、街に出た土曜日 ( 5月16日 ) にテレビの街頭インタビューに意見を求められた。「緊急事態宣言後も吉祥寺は人出が多いと話題になっていますが、住民としてどう思いますか」との問いに氏は、「一日を通して見れば、人出は減っていると思います。なのに、わざわざ混んでいる時間や場所を選ばれ、とても心外です。望遠で撮って、混んでいるように見せるのもやめてもらいたいですね。.......非難がましく報ずるのは自粛警察と呼ばれる相互監視を煽ると思います」と答えた。

吉祥寺の駅前通り ( 名前は忘れた!)は私が電車通勤する場合の最寄駅だった。宮子氏がインタビューを受けたテレビ局だったかは分からないが、私も同じ場所のかなりの人出のシーンを見た。しかし直線の通りの人出を望遠レンズで撮れば混み具合はどうにでも撮れると感じていた。

宮子氏によると後日の放映では「予想通り、放映された街の声は、『人出が多い』『混んでてびっくり』。そんな声ばかりだった。やはり結論は最初から決まっているのだろう」とのこと。同氏の発言は放映されなかったのである。インターヴューアーは、相手が評論家で後日論評されるとは思っても見なかったのだろう!  他人叩きの陰湿な自粛警察への協力は願い下げにしたい。

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