2020年4月9日木曜日

緊急事態宣言の発令

政府や都の意向には逆らえず、今日から日野市の図書館もついに図書の返還業務以外は閉鎖になった。感染者ゼロの多摩市の図書館が2週間ほど前から椅子利用の禁止、1週間ほど前から図書返却以外は利用禁止だったのに、数名の感染者を出していた日野市の図書館はまったく平常通りの利用方法だった。今日まで頑張った館員たちには心から感謝したい。

新聞も読めないなら旅行をと言いたいところだがどうなのか。我が家はこのところほとんど毎年、東北地方の春を楽しんでいた ( 一泊や二泊の駆け足旅行を大げさな!) 。震災後の東北を応援したいという気持ちもいくらかは混じっていたが、今年の同地の旅館は東京からの宿泊客を歓迎するだろうか? 生活のためもあり内心では歓迎されるのではとも思う一方、逆のようにも思える。

毎年の今ごろ、大田区在住の友人がドライブを兼ね多摩市の桜を見に来ていたのだが、今年は御免こうむりたいという。40名ほどの感染者を出している大田区のような区部の住民と、ゼロの多摩市の住民とではコロナウイルスに対する警戒心が違うようで、東北旅行など歓迎されるはずがないと言われた。今こそ、「寂しさの果てなむ国」を訪れたいと思うのはおかしいのか!

緊急事態宣言による大都市の義務教育や高校の授業が中断されるのを心配する声が挙げられている。しかし、1ヶ月程度の遅れなら夏休みを利用して回復することも可能だし、大都市と地方の教育格差を考えれば望ましくはないにしてもそれほど騒ぐことなのかと疎開世代は考えてしまう!

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