2020年4月12日日曜日

コロナウイルス対策の行方

コロナウイルス対策として休業や一時閉鎖を要請する対象施設に関して政府と東京都との協議がまとまり公表された。伝え聞くところでは都知事の側が施設の休業に積極的で、経済への影響を憂慮する政府側が押され気味だったようだ。理容業や美容業など都側の当初の要請項目には行き過ぎと思えるものもあったが ( 私はどうすれば良いのだ!)、パチンコ、バー、カラオケなどの遊興施設への休業拡大や酒場などの営業時間の短縮に都が貢献したとすれば小池都知事はよくやったと言いたい。

米国や南欧諸国の感染者数や死者数と比べれば我が国の数字は驚くほど少ないが、増加傾向にある以上油断は禁物である。「要請」の段階で局面が変われば言うことなしだが、効果が思わしくないなら諸外国のように「禁止」に進むのもやむを得ない。私自身はここ一ヶ月ほど近距離の病院までしか公共交通機関 ( 電車 ) を利用していないが、車内で咳が続いたら白い眼で見られるのは想像するだに不安である。

英国では休業中は給与の80%を政府が給付するなど、ヨーロッパでは休業補償は我が国より寛大なようだ。私も当初日本でも一人10万円とか聞いた時は思わず使い道をあれこれ想像した ( 情けない!)。 しかし銀座のクラブや多数のパチンコ店に休業補償など支払う必要はない。カジノ ( IR )に反対する人たち ( 私もそうだが ) が百万人単位の賭博依存症患者を生んでいるパチンコを問題視しないのは不思議である。

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