紙面で一番に視線が向かうのはやはり東京都、日本全国、諸外国の順で感染者数と死者数。ようやく昨日は東京の感染者数が百人を切ったと喜んだら、休日のため検査数自体が少なかった可能性があるとの専門家の指摘にがっくり。20年ほど前の春の連休、伊豆の旅先で持病の胆嚢炎が再発し一週間ほど入院。共に惜しむ「近江の人」もなく行く春を空しく見送った年の今年は再来か? 家族に発病者や医療関係者のいる人から見れば何を気楽なと叱られそうだが.......。
ヨーロッパや米国の感染者数や死者数と比較すればわが国の対策は成功しているとさえ言えるのだが、今回のウイルスには地域ごとに微妙に違う3種のウイルスがあるとの指摘も目にしたし、単に流行期が遅れている可能性など、まだ断定するには尚早だろう。しかし、医療水準が低くない筈のヨーロッパの現状に対して休業の「要請」程度でわが国がこれまでやって来られたのは凄いとも言える。 善悪は別にしてわが国民の国民性の力とも考えたくなる。
都会のビジネスホテルはともかく、全国の観光地の宿泊施設は現在ほぼ休業中のようだ。これは従順な国民性のためというよりも、数少ない宿泊客からの収入よりも休業補償などに期待したためなのだろう。それにしても長野県は高速道を降りる県外車の乗員への体温測定を始めるという。これも国民性の故なのか、それともやはりコロナ禍が国難だからなのか。
0 件のコメント:
コメントを投稿