2020年2月24日月曜日

ウイルス禍への対処方法は?

コロナウイルス被害の拡大は世界全体でもわが国でも未だ終息には遠いようだ。それとともにメディアではクルーズ船からの下船禁止措置 ( 船内への閉じ込め ) への批判が高まっている。 結果として下船禁止が逆に船内のウイルス罹患者の増加を招いたことは事実だろう。しかしそれが国全体へのウイルス拡大を阻止した面もあったかもしれない。未だ結論は出ていない。

メディアでは米国など外国からの批判が紹介されている。しかし外国と言っても政府からの批判はごく最近のことで、主な批判はニューヨーク.タイムズをはじめとするメディアからである。それも当然。昨日の朝のNHKニュースによれば、当初日本政府が米国人乗客の早期下船を提案したのに対し、米国政府は在日米軍基地に収容する余裕はないと断ったという。私など米国メディアの人種偏見を感じてしまう。

全乗客の早期下船は理想だったろうが、乗客2000余人一括の収容施設も食事提供 ( 宗教別の ) も容易に手配できるとも思えないし、各地への分散収容よりは船内の滞在がベターと思われたのは理解できる。ただ、船内滞在中の医学的配慮は十分ではなかったようだ。しかしそれも早急に十分な人数の医師や看護師を確保できたらの話である。

今後もこうした事態は予想されるとすれば病院船か地上の専用施設が必要となろう。むかし田舎の町には伝染病患者を隔離する「避病院」があったりした。自然災害時も考慮すれば病院船がベターかも。もっとも、正直に言うと、80歳台の私には寝たきり老人になるよりも2週間でおさらばできるのはそんなに悪くないと思える (  話をそらすな!)。

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