2019年11月11日月曜日

両陛下にもっと自由を!

昨日、令和天皇即位のパレードをテレビで見た。実施日を延期した結果最上の天候に恵まれ、両陛下にとり飛びきり幸せな一刻だったろう。儀礼や役職上顔を合わせた人びとと異なり、なんの義理も無ければ強制も無い多数の国民が何時間も直立して待機して歓迎した事実がご両人の心を打たないはずが無い ( 警備陣は相変わらず過剰と感じたが.......)。今後ともこの国民に奉仕したいと決意を新たにされたと信ずる。私はこれまで憲法の言う「国民統合の象徴」という天皇の規定が今ひとつピンと来なかったが、昨日何となく理解したように感じた。

私は皇太子時代の現天皇と雅子さんと偶然に視線を交わしたことがある ( これまでこのブログに書いた気もするが確かで無いので書く ) 。たしか2002年、私がニュージーランド南島旅行を計画したところ、皇太子夫妻も同地を訪問されると知り、ひょっとして現地で会うかもと冗談を飛ばした。現地で殿下の情報を知るはずもなく、帰国の4日ほど前に西岸のフィヨルド ( ミルフォード・サウンド ) 見物を予定していた。ところが当日、峠の手前で雪が激しく降り出し引き返えさせられた ( 貸切バスはそれでも走っていたが、個人客は現地で雪で足止めとなれば帰国便に間に合わなくなる ) 。

最後の予備日である翌日、幸い峠の雪は大したことなく無事に現地に到着した。二社ある遊覧船会社の一方で乗船券を求めたら、 Japanese Emperor (Crown Princeの誤り ) の乗船を告げられた。唯二人の同胞として!先に乗船していると、随員数名と土地の名士?数名を引き連れてご夫妻が乗船された。私たちはタラップの最上段とガラス一枚隔てた椅子を取っていたのでご両人と視線を交わした。本当は言葉も交わしたかったが、お二人とも随員に堅くガードされ近づくことは出来なかった。

その後間もなく雅子さんは病気になられた。二度と来られない憧れの?観光地でも見物よりも儀礼的社交を強いられること ( かろうじて晴れていた前半、お二人は展望デッキに姿を現さなかった 。その後私たちは寒いので船室に降りた )  と御病気とは無関係では無いと私は思いたくなる。しかし、昨日の雅子さんはお元気のご様子。今後はご自身を殺すことはできるだけ控えてほしい。

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