2019年2月3日日曜日

私が選ぶNHK大河ドラマ

昨日の朝日新聞の土曜付録beの『beランキング』は「忘れられない大河ドラマ」20篇だった。我が家はかなり熱心な大河ドラマ視聴者であり、最初の2回の「花の生涯」と「赤穂浪士」( 長谷川一夫主演 ) はさすがに見ていないが、その後は8割りかた?見ていると思う。

ランキング第1位の「篤姫」を始め20位までの作品も大部分見ているが、その中で感銘を覚えた作品は6位「八重の桜」、10位「天と地と」、12位「樅ノ木は残った」ぐらい ( 感銘度はこの逆 ) 。私が最も感銘を覚えた「獅子の時代」と「琉球の風」は20位以内に入っておらず、平賀源内を山口崇が演じた「天下御免」は日曜の大河ドラマではなかったと今回知った。

加藤剛と菅原文太主演の「獅子の時代」は1867年のパリ万博から明治17年の「秩父事件」までの激動の歴史が多く織り込まれ見どころ十分だったし、「琉球の風」の細部は忘れたが、本土の不当な圧迫に抵抗した琉球王朝時代の沖縄がテーマで、深く共感を呼ぶ作品だった。どちらの作品も時代の流れに逆らって誠実に生きた主人公たちの姿が印象深い。

12位「樅ノ木は残った」は、芝居などで従来は極悪人とされてきた仙台藩家老の原田甲斐を、身を賭して幕府から仙台藩を守った忠臣と描いた山本周五郎原作の時代劇。私は時代の趨勢にあらがった悲運の主人公に弱いようだ ( お前だけではない!?)。伊達家の定宿だった宮城県の青根温泉不忘閣の庭には原田甲斐が仰いだ樅の大木がある ( むろん山本周五郎の創作だろうが )。


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