意外な結果だが、それにはそれなりの理由があるという。先ず、最近の格安航空便 ( LCC ) の便数増加により地方空港の利用率が高まっているとのこと。大都市空港の便数の制約や利用料金の高さもあるのだろう。数年前まで地方空港の乱造と赤字が話題となり、私もその驥尾に付して静岡空港批判を書いた記憶がある。弁解になるが、これほどのインバウンド客の増加を予想した人は少ないのではないか?
各地の事情としては、青森県の場合、津軽のストーブ列車やスキー客の増加が指摘された。大分県は別府や湯布院といった名湯の存在が大きいのだろう (格別の言及はなかったが )。佐賀県は失礼ながらその理由が解しかねた ( 私自身、長崎への往復に通過しただけ )。番組によると中国との地理的な近さや有田焼などもさることながら、棚田など何でもない緑あふれる風景が桃源郷として人気とのこと。何しろ観光目的にきれいな空気を吸いたい ( 洗肺 ) が挙げられる中国人である!
京都のように外国人観光客のために乗り物やホテルが混むという不都合もあるが、やはり多くの外国人に日本の風物や料理 ( 最近は訪日目的の上位に急上昇とか ) や人情に接してもらいたいと思う。いっときの日本人の冬ソナ聖地巡礼のように日本映画の聖地巡りも大歓迎である。我が家の周囲もアニメ映画の名作『耳をすませば』の聖地なのだが、今のところもっぱら日本人の若者だけなのが残念である。
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