2019年1月14日月曜日

韓国は友好国か?

我が国と韓国の間には従来からも慰安婦問題や元徴用工の補償問題など波風が絶えなかったが、自衛隊の哨戒機に対する火器管制レーダー照射問題でいよいよ対立が深刻化した。事実の評価いかんではなく、事実の有無そのものが問題となっているのは妥協を困難にする。

レーダー照射問題ではまだ結論が出たとまでは言いたくない。韓国側撮影の自衛隊機は遠く小さく見える。なぜ韓国は自国ではなく自衛隊機の撮影した画像で主張の大半を補強しなければならなかったのか。逆に自衛隊機の撮影した画像では韓国軍艦にかなり接近しているように見える ( ズーム効果を割り引いても ) 。

それでも照射自体はおそらく有ったろう。そうだとしても真の問題は艦長命令にせよ部下のハネ上がりにせよ、レーダー照射は韓国軍が日本を友好国とは考えていないことを示しているのではないか?  韓国側だけがそうだという気はない。日本の与党政治家が、「韓国は友好国なのにこんなことをするのか」と発言していたが、当人は本当にこれまで友好国と考えていたか?

私は民選大統領下の韓国は、キムデジュン大統領の期間を除いて日本の友好国だったとは思わないので、レーダー照射があっても驚かない。韓国は三権分立の国だから司法部の判決に安易に介入しないとの文大統領の主張は筋が通っている。しかし、国際法に反する日本大使館前の慰安婦像を撤去するのに法的問題はないはずである。友好国のリーダーならそれを放置するはずがない。

「冬ソナ」以来、日本のテレビは毎日複数の韓流ドラマを放映し、訪日外国人数では韓国と中国が首位を競っているというのに、日韓関係の冬はいつ終わるとも知れない。同じく日本に植民地化された台湾では、日本支配時代の神社が「町おこしの起爆剤などとして地方の人たちに見直されており、各地で復興されている」とのこと( 『東京新聞』1月12日 )。 煉瓦造りの風格ある旧総督府を保存する台湾と、堅牢一本やりの旧総督府を取り壊した韓国では美的観点からはどちらも理解できる!


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