私の予想ではヨーロッパ諸国とくに北欧諸国が上位に来るだろうと考えたが、事実、1位のフィンランド、3位のアイスランドを先頭に、11ヶ国がヨーロッパ勢であり、4ヶ国が旧英領諸国 ( 2位シンガポール、6位ニュージーランド、8位香港、16位オーストラリア ) である。現在紛争の多発している中東やアフリカ諸国も、4位オマーン、9位アラブ首長国連邦、15位カタール、19位バーレーンと中東4ヶ国が健闘?している。日本は10位でこれも健闘というべきだろう。
国連安保理常任理事国5ヶ国が入っていないように、大国小国と規模の違いも考慮する必要があるが、以上の順位はこんなところだろう。中東4ヶ国はすべて君主国 ( 首長国 ) で非君主国は無い。北アフリカを加えても、政情が何とか安定しているのはモロッコ、ヨルダンなど君主国である。エジプトを例外とすれば、非君主国の大部分は近年、観光ツアーの訪問先から脱落した。かつてはチュニジア、シリアなども訪問国に入っていたのだが.......。
国内に有力な産業の無い途上国にとっては観光は有力な「資源」なのだが、それを利用出来なくなった国はつらい。何とか悪循環を避けて国民生活の向上を目指す方法は無いものか。
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