誠にもっともな忠告であり回答である。私自身、20年ほど前スイスで交通道徳の高さに感心した記憶がある。ところがそのまた10年ほど前の中国江南ツアーで、東京では車がきちんと止まってくれたと女性ガイドが目を輝かせて語り、中国は歩行者優先ではなく「勇気優先」なのですと語った。 中国旅行の経験者には説明不要だろう。
もっとひどい国があるから安心しろというのではない。しかし、加藤雅之著『あきれた紳士の国イギリス』( 平凡社新書 2017年 ) は、「車に乗ればクラクションを鳴らしまくり、狭い道も猛スピードで通りぬけ。警察官も守らない歩行者信号」と英国の交通モラルの低さを罵倒?している。「あとがき」に感想を歓迎してメールアドレスが載っているので反論したら丁寧な返事があり、1960年代と2010年代の違い、大学都市とロンドンの違いということで双方が納得して矛をおさめた!
加藤氏の住むウインブルドンは高級住宅地のはずだが、最近のマンション火事で多くのマイノリティ住民が亡くなった現地でもあり、ここでも時代の変化は激しいのだろう。英国のEU脱退の原因も昔のおっとりした空気を懐かしむ気持ちが働いたのか? 牽強付会と言われれば反論する気は無いが...........。のこる2回が気になる。
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