2014年7月14日月曜日

蜜柑の木の裏切り?

自宅の庭の温州みかんの木に今年は数個しか小さな実がついていない。これまで二十年ほどの間に多い年は百數十個、少ない年でも二十個は成ったので大異変である。

もともと植えたかったのは美観目的の夏みかんの木だった。冬枯れの庭にリッチな印象?を与えたかった。伊豆の東海岸を貫く135号線にはみかんの売店が数多くあり、いくつかの店には鉢植えのみかんの木が売られているのは承知していた。ところが、たまたま訪れた際、温州みかんの木しかなく、何も買わないよりはとそれを買って植えた(翌年夏みかんの木も)。寒い東京で大した期待はは持たなかった。ところが二三年経つと実をつける様になった。食べる直前に収穫するのでけっこう甘く、何より新鮮である。そこで以後温州みかんにだけは何かしら肥料を毎年与えた。何より東京でみかん栽培?できると自慢したかった。

ところが夏みかんと一口ゆずの木には年による収穫の変動はなく、近年は持て余し気味なのに、みかんの収量?は当たり年とそうでない年の差が大きくなった。温暖化の影響かとも思ったが、それならむしろ有利になったはず。今も原因は掴めないが花粉を運ぶ昆虫(蜂? 蝶?)の減少かとも思っている。もっとも夏みかんとゆずに変わりはないのでこの説もあやふや。むしろ両者に昆虫を横取りされているのかも。

考えてみれば美観という最初の目的は完全に達成された(夏みかんは驚いたことに去年の実と今年の青い実が同時に木につくほど息長い)ので、嘆く理由はないはずなのに。人間の欲望(私の?)は限りない!

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