日曜朝のNHKテレビの『小さな旅』は今朝は京都府の南山城町を取り上げていた。関西の事情に疎い私だが、宇治市を始めとしてその辺りは茶の生産地が多い多いことぐらいは知っていた。
小学唱歌にも歌われていたように昔は春の茶葉を採取するのは「茶摘み女」で、素手で若葉を一枚一枚摘んでいたのだが、現在は機械が摘むようだ。現在の見事に刈りそろえられた茶畑を見ると、便利な機械が発明されたものだと感心する。しかし、それを言うなら田植え機が整然と田起こしから田植え、そして刈り取りまで働く姿を見ると、すごい機械を考案したものだと思う。
戦時中に小学5年生で農村に移住した(させられた)私は農業休暇も経験した(生徒は家業を手伝う)が、1日だけだが学校行事に田植えの日があった。ところがそうした経験のない私は翌日全身の痛みで医師の往診を受ける羽目になった。
今どき山間部の千枚田でしか昔風の田植えは無いだろう。そういえば昔の農村には極端な前かがみで杖をつく老人をよく見かけた。ここ数十年の営農作業の変化はすごいとつくづく思う。
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