2025年1月28日火曜日

これでも死刑廃止は正義に叶うのか

  京都アニメーション(京アニ)に放火して36人を死に追いやり、32人に重軽傷を負わせた犯人青葉真司の死刑が確定した。本人がすでに控訴を取り下げていたとのことで、本人にとって意外なことは何もないだろう。

 これほど巨きな被害を生むとは本人にも予想できなかったろうが、たとえ被害が現実の十分の一であったとしても到底許されない巨悪という他ない。

 昨今国際社会から、と言うより欧米諸国から我が国の死刑制度への批判が高まっていると新聞などが我が物顔に報道しているとか。我が国の記者たちはこの放火事件を前にしても、そう信じるのだろうか。

 死刑制度に誤審が皆無とまでは言えない。しかしこれほど明快な事件に対しても死刑反対論者たちは主張を変えないのだろうか? 世界がどう言おうと先進国がどう言おうと私には死刑廃止論は犠牲者をないがしろにする主張としか考えられない。

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