昨日録画したNHKテレビの定期番組『地球ドラマチック』の「冒険家 コンゴーを行く」を見た。1人の英国人の冒険家がコンゴーのジャングルの中の原住民の集落を訪ねた記録。私はコンゴー共和国について写真すらほとんど見たことがないが、首都のキンシャサなどはビルが立ち並ぶ現代都市なのだろう。しかし、同じコンゴー共和国でも今回は密林の中で頑固に昔ながらの狩猟採集生活を営む「ムベジュレ族」の探訪記である。
戦前戦中の我が国では腰蓑を身につけた南洋の住民が登場する『冒険ダン吉』という漫画があった。ムベジュレ族もほぼ同じで、上着を身に着けているのは住民のほぼ半数程度。森の中の動植物だけを食して生活している。世界の未開民族の中には他の部族との殺し合いもあるようだが、ムベンジュレ族は助け合って平和に暮らしているとのこと。しかし支配民族のバンツー族の圧迫を受けているとか。
我が国でもかつてアイヌ民族が圧迫された歴史がある。我々には狩猟採集民族は農耕牧畜民族よりも遅れた民族であるとの思い込みがある。しかしその土地の特性に左右されることもあろう。ともあれ、ムベジュレ族の幸せを祈りたい。
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