2024年11月20日水曜日

現代詩の良さが分からない!

  詩人の谷川俊太郎氏が亡くなられた。新聞各紙も大きく取り挙げているだろうが、『朝日』の場合、3ページにわたり各ページ大きく取り挙げている。私の知る限り死去に際してこれほどの扱いを受けた詩人を知らないし、小説家でも例が無いのではないか?

 それなのに私は彼の詩に親しんだことはほぼ皆無。『鉄腕アトム』の作詞者であることも今日はじめて知った。それだけでなく、断片的に記事に引用されている詩の良さも全く分からない。要はお前に文学鑑賞力が乏しいのだと言われればそうなのだろうが、それでも『古今集』あたりからの古歌に感動することは少なくないし、明治以後の藤村らの近代詩も同じ。ただし、近代以降の不定形詩では萩原朔太郎をほとんど唯一の例外として良さが分からない。

 私がこれまでに入手した唯一の現代詩集は朔太郎の『月に吠える』ぐらい。それも日本の近代文学の数十冊ほどの完全復刻版(同じ装丁)中の一冊でしかない。それらももう読み通す自信も無くなり、文学好きの後輩の某君に全冊譲った。所詮門外漢だったということか。

0 件のコメント:

コメントを投稿