他方、セーヌ川での開会式や水泳競技や気球を使った聖火台?など相も変わらぬ独創性の発揮ぶりが目立った。さすが奇想の国フランス!
このブログで既に紹介したか確かでないが、戦後ドゴール空港を新設したとき、空港ビルは円筒形で(地下エスカレーターで入る)、その外周の数カ所に旅客機乗降用のブリッジがあり、他の空港とは異なり他の力を借りることなく自力で発着していた。さすがフランス的天才(genie francais)だといたく感じ入ったが、のちに増設された駐機用ビルは他国と同じ横一列で、自力で発進は不可能だった。アイデア倒れだったのだろうか?
そう言えばヨーロッパ諸国の政体が君主制だった18世紀末フランスは、「自由 平等 友愛」を旗印に大国としては稀な共和政を発足させた。当時としてはまさに「奇想の国」だった。しかしヨーロッパの大国でフランスほど政体変更がひんぱんだった国はない。それでも新しい実験に突き進むところがフランスの面目躍如と言うべきだろう。
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