2024年5月24日金曜日

パレスチナ紛争解決の第一歩は………

  ガザの戦場には大きな変化はないが、国際政治面では最近注目される変化があった。国際刑事裁判所(ICC)がイスラエルのネタニヤフ政権の幹部とハマスの最高幹部たちを戦争犯罪者として訴追したことと、スペイン、ノルウェー、アイルランド三国によるパレスチナの国家としての承認であり、私はどちらにも賛成である。
 ICCによるイスラエルの現政権訴追は新しくないが、今回はICCとして始めてハマス幹部も戦争犯罪者として訴追したことであり、私は賛成である。私は以前から、イスラエルによるパレスチナ人への攻撃だけを非難する米国の大学生たちの運動には共感できなかった。
 私にはパレスチナ問題の解決には平凡だがオスロー合意(イスラエルとパレスチナの両国家共存)しか考えられない。その意味ではスペインら三国によるパレスチナ臨時統治機構の国家としての承認に大賛成である。                              今はヨルダン川西岸だけを統治する同機構の腐敗や統治能力不足を指摘する声が絶えないが、1960年代のアジア・アフリカ諸国の独立ののち、独裁やそれに伴う腐敗を経験している国家は枚挙にいとまがない。だからと言って植民地独立が誤っていたわけではあるまい。

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