あれは二、三年前だったか、大隅半島沖の種子島(西表市)から西に10kmほど離れた無住の小島の馬毛島が自衛隊の艦載機の離着陸訓練タッチアンドゴーの場となるとの報道があり、西表島の市長が反対しているとのことだった。今は無人の同島にはかつての滑走路跡があり、むろん大改修(むしろ新設)が必要になるが、現在、自衛隊岩国基地から1700キロ離れた硫黄島での離着陸訓練を400キロ離れた馬毛島に移せば多大なムダが省けると思った。
たまたま視聴したテレビ番組では、現在は米空軍の訓練地と共用の自衛隊の基地として1年前から造成が進行中とのこと。そのため漁師たちは本来の漁業よりもはるかに高収入になる資材運搬などに従事し、漁業から離れているとのこと。いつまでも続く仕事ではないにしろ、地方経済にプラスなら大いに貢献してほしい。
ともあれ、馬毛島の利用で自衛隊にとって多大なムダが省けるだろうし、米軍機の訓練の頻度などは不明だが、多少でもそのぶん沖縄の負担が減らせるなら二重に望ましい。むろん今後も沖縄の基地負担を減らすための本土側の努力は欠かせないが。
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