最近、池袋の西武デパートが閉店するとの報道があったためか、今朝の朝日新聞の「ぶらりぶらり」というコラムが池袋の過去と現在を取り上げている。
半世紀以上も東京の郊外に住みながら私の池袋との縁は、戦前戦中に井の頭線沿線(当時は帝都電鉄!) に住んで利用した渋谷や、現在都心に出るたびに利用する新宿と比較すれば縁が薄かった。それでも全く無縁ではなく感慨は皆無では無い。大学生のころ叔父の家が西武線沿線の大泉学園にあった縁でその地の病院で盲腸とサヨナラしたし、その後の2年間下宿したのは同線の練馬駅下車の下宿で、同家の長男の「ラジオ少年」に私の五球スーパー作りを助けてもらった。 その間、通学のため毎日池袋駅を利用したし、駅前広場のビルの一階の中古カメラ店で身分不相応のニコンFを購入した。さらにその後、東武東上線の上福岡の公団住宅にやっと入居し、たった2年間だが池袋との縁は尽きなかった。
そうした私にとって西武デパートの無い池袋は考えにくいし、まして長年にわたり池袋駅を利用する人たちには難しいだろう。「万物は流転する」との古代ギリシアの哲学者の言(名前は忘れた!) を柄にもなく思い出した。今はただ、池袋駅を利用する通勤通学客の利便が損なわれないよう願うばかり。
訂正 前回のブログの毎日新聞の2月1日は2月2日の誤り。悪しからず。
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