好事魔多しという諺どおり、エンゼルスの大谷選手が腕の故障で今季の投手としての役割を終えた。残念至極だが既に10勝を挙げているので、十分にチームに貢献したと言える。今後打者として出場続けることが医学的に問題がないのか気がかりである。しかし本塁打の本数で第二位に10本の差をつけており、欠場して逆転され本塁打王の名誉を失う可能性を考えると、やはり打者として出場し続けて欲しい。
望まない事だが仮に大谷が今シーズン打者として出場し続けて投手としての生命を短くする可能性があっても、すでにベーブ・ルース後の100年間に誰も成し得なかった投手と打者の二刀流を成し遂げた事実は燦然と輝いている。大リーグのルールを改めさせた(大谷ルール)のも快挙というほかない。
スポーツ選手は成績が全てとは思うが、大谷選手ほど人柄でも日米の野球ファンの心を奪った(先日は敵地のスタジアムで大谷の敬遠にブーイングが起こった)選手は稀ではないか。私の当面の願いは新聞がその日の邦人選手の打撃成績を四球も含めてもっと詳しく報ずること。盗塁に励む投手など前代未聞では? 私だけの希望ではないと思うが.............。