教員採用試験の応募者が減少しているとは最近よく報じられているが、今日の朝日新聞によると退職する教員も増えつつあり、しかしも最近は精神疾患による退職が増加しているとのこと。事実ならば容易ならざる事態である。
これまで教員死亡者の減少の理由はマスコミでは給与の低さと長時間労働に帰せられてきた。しかし、教員の超過時間労働のためだけに精神疾患に罹るとも思えないし、まして低収入のゆえにそうなるとは思えない。やはり主な理由は生徒(と親)への対応に悩んでのことではないだろうか。
最近学校での生徒の人権の尊重が叫ばれている。しかし、小学校高学年から中学までの生徒はヤンチャな時期であり、自分を顧みても身勝手だった。彼らへの対応は容易ではあるまい。生徒指導に悩んで管理職に訴えても彼らも親から生徒の人権を持ち出されたくはない。こうして誰も頼りにならなければ精神疾患にもなろう。
教員の超過時間労働は早急に改善すべきだが、私には低給与や長時間労働が精神疾患の主因とは思えない。
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