前回、ヴェルレーヌの詩の鈴木信太郎訳を「都に雨の降るごとく わが心にも雨ぞ降る」と記したが、正しくは「我が心にも涙降る」。小生の記憶違い。私は知らなかったが堀口大学の訳「巷に雨の降るごとく 我が心にも涙降る」がやはり名訳として知られている由。 荷風の文中の訳と堀口大学訳の前後関係はわからないが、 荷風はフランス語が達者だった。
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