昨日だったか、テレビで瀬戸内海の養殖中の海苔がクロダイ(チヌ)に食べられ大きな被害を蒙っていると知った。海苔は私も好物なので困ったことだと感じた。今朝の『毎日』に同じテーマの記事が載った。 クロダイの餌はフジツボが主だが、瀬戸内海の浄化が進んだためフジツボが減少し、困ったクロダイが養殖網の海苔を食してしまうのこと。
素人考えでは、クロダイは色こそ違えタイそっくりなので商品として売れると考えた。しかし、味は劣らないのだが鮮度が落ちやすいので漁師は市場に出荷しないとのこと。
わが国経済の高度成長期、 瀬戸内海の水質汚染が現地では大きな問題となっていた。私の高校時代の友人はその汚染源とされる水島工業地帯の大製鉄工場の技師だったので、本当に心苦しいと語っていた。ところが最近は水質浄化が進み、アサリなどの貝類が不作になったとメディアを通じて知っていたが、海苔までとは.............。
冷凍技術の発達のおかげか、外国産とおぼしきカニの広告が再三再四新聞に載る時代に自国のクロダイを利用しないとは。やはり飽食の時代なのか。
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