昼食後、瞼が重くなり、1時間ほど昼寝した(ほとんど恒例)。 目覚めたら家人がその間激しい雨があったという。天気予報通りなので驚きはなかったが、いよいよ梅雨の季節になったのか。早すぎる気もするが、これも地球温暖化のせいなのか?
高校時代の国語教科書に永井荷風の「花より雨に」という文章が載っていた。 4月から6月頃の同家の庭の変化を描いた文章で、その頃は荷風が大変な名文家であることは知らなかったが、快く読んだ記憶はある。その文章の中でフランスの詩人ヴェルレーヌの有名な詩の一節が「巷に雨の降るごとく、我が心にぞ涙降る.............」と訳されていた。もちろん私には初めて知る詩で、のちに鈴木信太郎氏の名訳「都に雨の降るごとく 我が心にも雨ぞ降る..........」で名詩全文を知った。
私の知っている外国の詩など、唐詩を別にすればおそらく10詩を大きくは超えない。そもそも詩を翻訳で読んでどれだけ原詩を味わえたといえるのか私には分からない。しかし、100%でなくとも名訳者がいれば感動は伝わると信じたい。
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