今朝の各紙に『週刊朝日』が6月9日号をもって休刊になると報道された。昨年に創刊百年を迎えた我が国最古の週刊誌も最近の活字ジャーナリズムの不振と出版社系の週刊誌のセンセーショナリズムとの競争に勝てなかったのだろう。「悪貨は良貨を駆逐する」と言えるかは別とし、最盛期に150万部を超えていた(1958年)発行部数は最近は7万部となっていたという。最近同社の『アサヒカメラ』も休刊中だが、どちらも復刊は困難だろう。
1950年代に『文藝春秋』の池島進平と『週刊朝日』の扇谷正造と『暮しの手帖』の花森安治の3人は名編集長の名をほしいままにしていた。わたしも学生時代から『週刊朝日』を毎号愛読し、英国留学時は読み古しを送ってもらっていた。吉永小百合が表紙写真の時はカレッジの食堂でわざとらしく広げて読んだりした。日本にも美女はいるんだぞ言いたかったのか。その後は彼女の進歩派的言動の連発にやや鼻白んでいるが!
米国では同じように部数減少になやんだ『ニューヨーク・タイムズ』が、電子版の拡大で元気を取り戻したと聞くが、あくまで例外なのか? 新聞読みが楽しみの人間の未来は暗いのか!
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