バイデン米大統領の公約だったアフガニスタンからの米軍の撤収が9割完了した( 『東京新聞』7月8日)。米国に協力して出兵したNATO軍兵士たちも同様だろう。いかに豊かな米国でも20年に及ぶ戦争に終止符を打ちたくなるのは当然である。しかし、タリバンとの協定なしの撤兵となれば、現アフガニスタン政権は半年も持たずに崩壊するだろう。これまで米軍に協力してきた通訳をはじめ多くのアフガン人がタリバンの報復を予期して出国援助を米国に要請している。米国が要請に応じなければ南ベトナムのボートピープル以上の悲劇となりかねない。
外国軍がいつか去ることは善も悪も無い必然だろう。しかし、タリバンがすでに奪回した地方では男性に髭を義務付け、女性には一人の外出を禁ずる規制を発布した(同紙)。タリバンが女性の教育を禁じていることは周知の通り。 女性は無知のままが都合がよいということ。アフガニスタンで男女同権が実現するのはいつの事だろうか。その間、我々は目覚めた勇敢な女性にノーベル平和賞を授与するしかないのだろう。
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