2021年7月14日水曜日

大谷翔平への期待

 今年の日本のプロ野球は阪神の佐藤輝明やスワローズの奥川恭伸ら新戦力の活躍が顕著なようだ。しかし、海の向こうの大谷翔平の活躍の前にどうしても影が薄くなってしまう。

 何しろ渡米前から投手と打者の二刀流を移籍条件とすることで話題を集めた。しかし、本場の米国でそれが通用するかには疑問もあり、身体の故障もあってすぐ大活躍とはいかなかった。しかし、今シーズンは未だ途中とはいえ、その借りを返して余りある活躍である。

 昨日のホームラン競争と今朝のオールスターゲームは日本に住む我々にも視聴しやすい時間に行われたので私も楽しんだ。前者は緒戦で敗れたのが意外だった。だがあまりに怪物扱いされるのがよいかどうか。ときには負けるのも人間的で悪くない( そこまで言うか! )。

 オールスターゲームも打撃は今ひとつだったが、投手として走者ゼロだったのは立派だった。それにしても1インニングだけで勝利投手とは......。バスケットボールやアメリカンフットボールに人気を奪われかけていたMLBが大谷の人気にどれほどあやかろうとしているかが窺われる。

 それにしても大谷の人気は「敵地でも恒例となりつつある『MVP』コール」(『毎日』7.14)にも窺われる。それには彼の人柄も大きいのだろう。投打の活躍の上に盗塁にも懸命な姿はまるで高校野球選手で、胸が熱くなる。彼の地のファンもその真剣さに打たれるのだろう。シーズン後半も大活躍してほしい。

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