9ヶ月ぶりに北関東に一泊旅行を楽しんで帰宅し、図書館で毎日新聞 ( 6月11日 )に眼を通したら政治家の発言が掲載されていた。見出しは「1回目接種の細田氏『だいじょうぶだあ』」。安倍前首相も所属しいまや自民党の最大派閥を預かる細田博之氏が、第一回のコロナ・ワクチンを接種後に同派の会合で、ワクチンを「打ってみると、だいじょうぶだあ。 志村けんではないけどね。そういう気持ちになるんですよね」と語ったという。
この記事の扱いは小さいとは言え、『毎日』はどういう意図でこの記事を載せたのだろうか。またまた政治家が不謹慎な発言をしたということなのか? しかし細田氏はこのジョークで特定の個人や民族やジェンダーを揶揄したのではない。単にタレントの常套句を利用したに過ぎず、森喜朗氏の発言とは異なる。実は私自身もワクチン接種後、同様の安心感を抱いた(志村けんの常套句は知らなかったが)。政治家だからといってジョークを言ってはいけないのか。
以前、米国研究家の猿谷要氏が新聞紙上で、米国の政治家は10分?の間にジョークの一つも言えなければ人気が出ないと書いていた。たかがジョークというなかれ。私はトランプ前大統領の政見には反対だったが、次に何か面白いことを言うのではないかとの期待もあった。我が国の政治家が国民とりわけ若者の関心外なのはユーモアに欠けていることが理由ではないか。
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