ここで最初に紹介されたのは五ヶ瀬川でモクズカニ ( 稀にウナギも ) を獲る老人。都会で売っているワタリガニの一種?だが、かなり大きくズワイガニに近かった。数人の老人仲間との飲み会はおかげで楽しさ倍増である。
村には平地は殆どなく、住居も棚田も先祖が築いた堅牢な石垣の上に存在する。現在は小型トラクターで稲刈りをしていたが、これまでの苦労は相当のものだったろう。
老漁師はまた数カ所の草むらに日本ミツバチの巣を持っており、その蜜を採取している。それは何ら驚くに当たらないが、仲間と数匹のオオスズメバチを捕らえて白い糸をくくりつけて離し、望遠鏡でその行方を追う。そしてその巣から大量のハチの成虫を採取する。それはハチ入りの五目飯を作るためだった。
最近は知らないが、昔は信州などではハチの子は好んで食された。貴重なタンパク源だったと聞く。戦争末期の農村の小学校では生徒たちに半日イナゴを捕まえさせた。バッタを食べる気にはなれないが、何の違いもないイナゴは何とか食べられた。その傍らで先生がヘビを割いていた!
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