2020年9月4日金曜日

驚きの世論調査結果

安倍首相の辞意表明から始まった自民党の後継総裁選びでは、有力候補とは事前に伝えられなかった菅官房長官の圧勝が予想され、有力派閥は軒並み勝ち馬支持に回った。節操も矜持もない離合集散にはうんざりである。

ところが、今朝の朝日新聞の世論調査の結果 ( 他紙は未だのようだ ) では、「次の首相  ふさわしいのは」への回答は菅氏38%、石破氏25%、岸田氏5%とあり驚いた。安倍路線の継承を掲げる菅氏へのこの支持の理由は何か。 岸田氏や石破氏のように有力政治家の家系に生まれ一流私大を卒業した両氏と異なり、働きながら法政大の夜間部に学んだ菅氏への庶民の「今太閤」的共感が理由なのか ( 私もその点では好意を抱く ) 。たった今配られた『朝日』の夕刊では、「戦後日本を代表する日本人は」との2015年の調査では吉田茂を抑えて田中角栄がトップである。明るい人柄やユーモアのせいもあろうが.........。

同じ朝日の世論調査でそれ以上に驚いたのは「安倍政権を『評価』71% 、不評価28%である。コロナ禍もあり、最近の各社の世論調査では内閣不支持が支持を上回っていたのに何故?  森友、加計、「桜を見る会」でメディアにあれほど叩かれていたのに.....。海外メディアでは首相はむしろ評価されたようだが、その影響とも考えられない。

私は安倍首相の外交には一定の評価をするし、森友、加計の両問題では真相は未だ十分明らかではない ( 森友 ) し、一校しか許可されないならあり得ること ( 加計 ) とブログに書いてきた。しかし、「桜を見る会」の私物化、野党の国会開催要求の三百代言的黙殺など、不誠実な行為は少なくない。他人の不幸 ( 病気 )に心ない言葉を並べたくはないが。

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