2020年9月14日月曜日

日米の政治文化の違い

このところ我が国のメディアは立憲民主党の代表選と自民党の総裁選の話題で持ちきりだった。どちらも選挙のかなり前から結果は容易に予想出来たので、新聞にもテレビにも全然関心が持てたかったし、自民党の総裁選では勝ち馬への露骨なすり寄りはほとんど見るに耐えなかった。それに比べれば今回の米大統領選はいちじるしく品位に欠けても、あくまで国民の直接投票で決まるので無関心ではいられない。

メディアの予想では民主党のバイデン候補と共和党のトランプ候補の差は以前より縮まっているとも聞く。トランプの米国ファーストの主張はたとえ国際社会では不評でも米国の大衆には耳に快く響く可能性はあるし、内政面での「法と秩序」の強調も同様である。

さらに外交での対中姿勢の硬化は与野党を超えた米国世論の変化らしいが、香港問題と並んで最近の中国の南シナ海の岩礁の基地化は、同国の約束は紙切れに等しいことを世界に示した。こうした問題ではより強硬な発言をする側が有利 ( ジンゴイズム ) となるのが通例だし、トランプがそれを知らないはずがない。私はトランプが再選されても驚かない。「カサンドラの予言」をしたくはないが.........。

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