2人の医師は本来の担当医だったわけではないし、医師の一人は130万円の報酬を得ていたとあれば裁判官の印象は良くないに違いない。しかし、医師側と依頼者とのSNS上での交信は1年近い期間と聞くし、もう一人の医師が報酬を得ていたとの報道はない。130万円の報酬といえども弁護費用としては大赤字だろう。
林優里さんと報道される依頼女性は留学経験もあり、人生に積極的に向き合ってきた人のようだ。そのような人に自殺願望に至らせた肉体的精神的苦痛はどれほどのものだったか。想像するだに心が痛む。
同じ病に苦しむ国会議員もいる。そうした同病者が嘱託殺人が安易に認められることに反対するのは理解できる。しかし、患者により病苦の程度は様々だろう。もう少し安楽死が認められる範囲が拡大されてよい。そう考える人は多いのではないか? 今回のケースがその端緒となるならば林優里さんの霊も大いに慰められるのではないか。
P.S. 三回前のブログで戦前の軍人が帯剣していたと書いたが、士官以上の誤りでした。当時の軍人の態度が兵卒に至るまで大きかったので......というのは言い訳だが、軍人が市民を一段下に見ていたのは事実である。
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