今日の『朝日』の夕刊に「ミンミンゼミ 分布の謎 」という記事が載っている。関西出身の記者が「自然度」の高くない同地にミンミンゼミは「ほとんど見られない」と書いたら読者に、同じく「自然度」の高くない「東京では都心にミンミンゼミがいる」と指摘され、東京に転勤してそれが正しいと知った。「自然度」とは無関係だった。
関東産だがのちに名古屋地方に住んだことのある私は、子どもの時からツクツクボーシの声は馴染み深いが名古屋で聞いたことはなかった ( 私の記憶では ) 。したがって以前に名古屋より西の関西が舞台のテレビドラマでツクツクボーシの鳴き声が流れたので、製作チームは関西に無知な関東人たちだと思った ( 間違いならゴメンナサイ )。
上記の夕刊によれば、セミの居住区については諸説あるが気温との関係は大きいようだ。最近の地球温暖化で関西では暑さに強いクマゼミがアブラゼミを駆逐して生息域を拡大し、関西よりは低温の関東では未だアブラゼミが主流?とのこと。
やはり一つの地方でミンミンゼミもツクツクボーシもアブラゼミも聴けるのが理想だが、温暖化の前には無駄な抵抗なのかも.........。
P.S. 前々回のブログで昭和天皇が自衛隊の「捧げ銃」を見て「ゾッとした」と書いたが、記憶が正確ではなかった。しかし「捧げ銃」のシーンを見てすぐまた「反省」を口にしたというのは旧軍に感じていた不快な思い出の故だろう。