2018年2月4日日曜日

バードウォッチャーたち

日曜日の今朝、最寄り駅前に三脚付きの望遠鏡を持つ30人ほどの大人が集まっていた。バードウォッチャーたちのグループである。我が家は多摩川の支流の大栗川を見下ろす丘の中腹にあるので日によってカモメや白鷺などが東京湾から遡上してほぼ水平の高さで舞っていたりする。そのうちの1部が岸で魚をあさっているのが被写体となるのだろう。

より少人数の10人ほどのグループもときどき見かける。こちらは三脚付きのカメラを持つ人たちで、野鳥撮影のアマチュア写真家たちである。駅から歩いて30分ほどの聖蹟記念館の森の中などにセキレイなどの野鳥が水を飲みにくる水溜まりがある。そこで鳥の飛来を辛抱強く待つ人たちをよく見かける。辛抱強くと言ったが、待つ間の仲間との交流も目的のひとつなのだろう。

バードウォッチングそのものはヨーロッパでは当初は上流階級の趣味であり、第一次大戦開戦時のグレイ英国外相が知られているが、いまや広汎な人たちの趣味となっているようだ。私が感心するのは、三脚上のカメラに装着している望遠レンズである。大きいものはバズーカ砲と見紛うばかり。ときに数10万円もするそんな高価なレンズを使わなくても野鳥を十分写せるはずなのに......。

しかしレンズやカメラがいくら高価でも、車のように排ガスを出すわけでなく、他人に迷惑をかける訳でもない。趣味として大いにはげんでも何の問題もない。ただ、終活に際してあまりに安い処分価格にさぞがっかりするだろうと老婆心ながら考えてしまう。それでも他の趣味より不利という訳では無いだろうが..............。

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