2014年2月7日金曜日

ケネディ米大使にがっかり?

キャロライン・ケネディ大使が日本のイルカ漁に苦言を呈した。当面はイルカ漁が大使の標的だが、捕鯨も次の標的と予想すべきだろう。あのケネディ大統領の愛娘で親日家が大使として赴任すると歓迎一色だった日本人の一人として鼻白む思いがする。イルカ漁への批判が特に激しいのは、遠い南極海での捕鯨と違い目前の浜辺で血が流されることもあり、また近年イルカの知能指数が意外に高いと知られたこともあろう。それにしても、米国はむかし散々捕鯨に励んで物資補給のため幕末日本に開国を迫ったと言われる。大使の「歴史認識」を問いたくなる。

とはいえ、韓国では犬料理が好まれていると聞けば顔を顰めてしまう日本人が少なくないのでは。食材として飼育された犬と聞くので、牛や豚を食べるのと違いはない。犬は有史以来の人類の友だったと言っても牛や豚も同じようなもの。要は食習慣の違いに過ぎない。私自身イナゴは食べられるが、殆ど見分けがつかないバッタを食べさせられたら怒るだろう。

私宅から三十分ほどの百草園への道は、これが東京の一部かと思うほど牧歌的(?)で、じじつ乳牛を飼う牛舎がある。そこの牛とくに子牛を見ると、これより可愛い動物が居るだろうかと思う。何年かのちにそれを平気で食べている自分を想像すると内心忸怩たるものがある。聖書で(?)家畜とされる牛や豚は食して良いが、鯨やイルカはいけないと欧米人が責めるのは身勝手だが、近海はともかく南極捕鯨まで日本の食文化だと言うのも通りにくい理屈ではある。人間が感情の動物でもあることを考えると、規模の縮小をはかる以外の名案は無いようだ。

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