2025年11月30日日曜日

 女性の名前の多様化

  3日ほど前か、新聞に小論文が載っていたが、漢字名だけでは筆者が男性なのか女性なのか私には判断が難しい。そこで論文を読んでみたがテーマは両性どちらが書いてもおかしくないものだった。

 この20年ほどの間に子で終わる女性名がほとんど消滅しつつあると感じる。私は四半世紀前の頃、卒業式で自学科数十人の卒業生の名を読み上げることになった。前日に事務局から名簿を渡されたのは厳粛な式典で間違いがあってはならないからだろう。名簿を開けてみたら数名の名前に振り仮名が付けられていた。私が特に信用されなかったのか?

 当時は大多数の女性名に子が使われていたので、その程度で済んだが、現在の名簿なら振り仮名つきが多数派になっているのでは? なにも式典の名簿だけが問題ではない。初対面で名乗られても当該の漢字をすぐに想像できないケースが増えているのでは? 良い時代に退職できてよかった!

2025年11月26日水曜日

 外国で見た日本映画 その2

 今朝の新聞によると映画『国宝』がこれ迄の邦画の興行成績を超えたとのこと。歌舞伎俳優の物語らしいが、私自身は映画館に足を運ぶことは困難になり、何年かのちのテレビ放映に期待するほかないとはさびしい。題名は忘れたがごく最近に同じようなケースがあった。
 前々回?、英国で邦画『切腹』を見た経験を書いた。実は外国で邦画を最初に見たのはその数ヶ月前の『東京オリンピック』だった(同じ映画館で)。 市川崑監督はオリンピック映画の傑作として名高いナチス時代のベルリン・オリンピック映画『意志の勝利』(レニ・リーフェンシュタール監督)を意識してスローモーションを多用したりしたが、対向意識丸出しでそれほど感心しなかった。
 他に外国で邦画を見たのはベルギーのブリュッセルの『戦争博物館』を訪ねたときぐらい。私としては珍しく?、 同胞がよく泊まると聞くやや上級のホテルに泊まった。そして其処で日本の最初の「総天然色映画」映画の『カルメン故郷に帰る』(木下恵介監督)をテレビで再見した(当時のテレビは黒白)。 ストリッパーとなった女性が浅間山麓の故郷に錦を飾って?ストリップを上演し騒ぎとなるという喜劇だが、本当に楽しめる映画だとベルギー人青年と意見一致し、私としては珍しくワインの杯を重ねた。

 訂正

  今回火事に見舞われた大分県大分市佐賀関のことを佐賀県関市と前回のブログで書きました。関サバの産地とは知っていましたが、うっかり佐賀県としました。私の地理の知識が西日本に関していかに乏しいかがはしなくも露呈しました。東日本の地名ならこんなことはありえないのに! 申し訳なし。

2025年11月24日月曜日

 地方の過疎化

  ほぼ毎週欠かさず見ているテレビ番組の一つに朝日テレビの『ポツンと一軒家』がある。なにしろ山中の一軒家を訪ねる番組なので住人は若い人はごく稀で、圧倒的に老人が多い。しかも最初から一軒家と言うわけではなく、何十年か前には数軒ないしそれ以上の集落だったのに過疎化の進展の中で一軒家となったケースが少なくない。

 個々のケースはさまざまでも共通して感ずるのは残った住民の器用さや辛抱強さ。電気だけはどの家にも通じているが、例外を除き水も燃料も自給しなければならない。子供はすでに町中や都会に住んでおり山を下りる機会は十分あったろうに。

 ポツンと一軒家ではないが、佐賀県関町の漁村?が大火に見舞われた。百数十軒の焼失家屋のうち三分の一?は無人になっていたとのこと。山中の部落ならずとも地方の過疎化は確実に進んでいるようだ。都会に仕事口があったということは選択肢が広がったということでもあり、むしろ望ましいことなのだろうが...............。

2025年11月11日火曜日

仲代達矢氏の逝去を悼む

  映画俳優というよりもひろく演劇人というべきか。何しろ、私が知るのは『切腹』や『椿三十郎』シリーズなど、時代劇映画の俳優という氏のほんの一面に過ぎない。それでも忘れられない名優だった。

 丹波哲郎との共演の映画『切腹』を私は封切後まもなく見て感動したが、英国の大学町の映画館でも再見した。もっとも、ゲーリー・クーパー主演の『真昼の決闘』との併映で、圧倒的多数の学生観客のお目当ては有名な後者だったろう。しかし、続いて上映された『切腹』が終わったとき、すぐ立ち上がった観客は数えるほど。茫然としている観客が大半だった。『真昼の決闘』も有名作品でむろん悪くはなかったが、『切腹』はそれ以上の感銘を英国の観客に与えたと私は確信している。

 英国では『ハラキリ』というタイトルで上映された『切腹』はむろん小林正樹監督のいくつもの名作の一つだろう。しかし、シナリオを書いた橋本忍氏の功績も大きい。黒澤明監督の数々の名作のシナリオ作者でもある橋本氏が後年に自身も監督になり黒澤氏から離れると、黒澤映画もかつての栄光を失ったと私は感ずる。橋本氏は世界で日本映画の評価を高めた恩人だった。

 ずっと以前にこのブログで今回のエピソードを紹介したかも。あしからず!

 

2025年11月8日土曜日

  取り越し苦労の記

  治安の良さは日本観光の売りの一つと聞く。今朝の朝日新聞の土曜恒例の「be ランキング!」のテーマは『日本ならではの幸せ』20傑のうち、 一位の「温泉」、2位の「時間通りに来る電車やバス」などとならんで「落とし物や忘れ物が見つかる」6位、「電車で安心して居眠りできる」13位が入っている。

 今現在は知らないが、30年以上も前のパリでは、夜間のメトロは治安が今ひとつなので利用しない方がよいと忠告された。しかし、知人をドゴール空港に夜迎えに行くこととなった。実際には何事もなかったが、不安ではあった。

 南スペイン観光のためマドリードのアトーチャ駅を訪ねたが、夜行列車の出発を待つ間の半日、 荷物を駅の小荷物預かり所を利用する予定が、独裁者フランコ死後の治安混乱で駅の荷物預かり所は閉鎖され、近辺の商店に荷物を預けるようにとの掲示。すると、浮浪者のような男がものも言わず私の荷物を担いで歩き出したので肝を潰した。

 そのおかげでマドリード見物が半日延びたので結果は良かったのだが、外国では旅行者は必要以上にナーバスになるもの。治安の良い日本観光が外国人に人気なのも理解できる気がする。ろ

2025年11月4日火曜日

 敗者にも思いやりを!

  ワールド・シリーズは最終戦までもつれた上にドジャースが覇者となった。そして、その勝利に山本をはじめとする日本人選手3人が多大な貢献をしたことは嬉しい。日系米人も在留日本人も大いに力づけられたのではないか?

 それにしても両チームの力量に差はなく、結果がどちらの勝利になってもおかしくない状況だった。私はシリーズが進むにつれ、相手のブルージェイズが30余年ぶりのシリーズ勝利を目指していると知って、邦人選手が大活躍してくれればどちらが勝者になっても構わないという心境になっていた。それにしても一昨夜から昨日にかけて我が国のシリーズ勝利の報道ぶりはすさまじく、同じ最終場面を何回見せられたことか!

 それにしても大善戦したブルージェイズへの賛辞どころか言及すら各社とも皆無だったことには不満だった。プロ・スポーツとはそういうものだと言われれば一言もないが…‥。