2025年2月11日火曜日

バンカラ気質の残る北大?

 建国記念日の今日は体調が今ひとつだったので日課の図書館での新聞読みに行かずテレビ漬け。NHKの大谷特集番組も楽しかったが、ほぼ同時刻なので録画して見たBSの『新日本紀行』の「札幌」も面白かった。

 実は番組は昭和50年放映の『都ぞ弥生』の再放送で、テレビ番組表の「札幌」でもなければ北大の紹介番組でもなく、同大学の「惠迪寮」が主題だった。大学の学生寮の内部の乱雑さは70年前の私の出身大学の寮に友人を訪ねて知っていたが、惠迪寮の場合、寮生たちが赤ふんどし姿で札幌の中心街を練り歩いたとは知らなかった! 旧制高校のバンカラ気質はわずかに北大に残っていたのである。北大生への札幌市民の敬愛度は他地方の大学生へのそれとは相当違ったようだ。

 北大生と言っても寮生は北海道以外の出身者が多かったろう。他大学では既に廃れつつあったバンカラ気質が残っていたのはやはり北海道への憧れとともに、札幌農学校以来の歴史と伝統への熱い想いが他大学の比ではなかったのだろう。しあわせな大学である。


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