2021年3月19日金曜日

他人の容姿の問題

  東京オリンピック・パラリンピックの開閉式の演出の総括の担当役だった佐々木宏氏がタレントの渡辺真美さんの容姿を茶化す場面を仲間に明かしていたとして辞任した。私は氏の名前は初めて知ったが、氏が制作した「白戸家」シリーズは私が柴犬好きという事もあるが、毎回機知に富んだ終り方が大好きだった。

  他人の容姿を茶化すことは対象が男性であれ女性であれ品位を欠く行為であり、まして今回渡辺さんをブタに例えたのは最低である。しかし、制作仲間とのLINEでの対話中のことであり、仲間の批判によって取り下げられていたとすれば、辞職は止むをえなくともこれほど批判されることかと思う。
  米国のPC ( Politically  Correct )運動を先頭に反差別運動が各国で高まっているようだ。当然と言えるが、それが問答無用式の糾弾となることには賛成できない。渡辺さんのコメントが朝刊に載っているが、りっぱなぶんしょうである。私は彼女が内心でも佐々木氏を許すと信じたい。

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