2019年5月4日土曜日

皇室報道の洪水

新元号発表から新天皇就任まで1ヶ月あまり、与党贔屓のメディアも野党贔屓のメディアも多少の批判をにじませるか否かは違っても例外無く皇室関係記事のたれ流し?だった。新天皇に代わったからといって政治に関与しない象徴天皇制の下では国の指針に変りがあるはずも無い。そんなに騒ぐこともあるまいにと思うが、他紙にひけを取るまいとの一念としか思えない。毎日、運動不足解消を兼ねて駅前の図書館で各紙を読む私もこの2週間ほどはどれも同じような記事ばかりのため帰宅時間が早くなった!

そんな中で多少とも関心を持ったのは新旧の天皇皇后への人間的興味からだった。これとてもいずれも良く出来た方であることに異存は無いが、それでもそれぞれの個性は存在する。私としてはやはり新天皇夫妻が海外留学経験者であることに由来する変化に期待したい。皇后が常に天皇より半歩遅れて歩まれるのを見たくないし、全般的にもっと自然に振舞ってほしい。国民との間に時にはユーモアを交えたやりとりを見たい。

英国のチャールズ皇太子は品行優良とはいかなかったようだが、記者会見で「人類最古の職業である王族の一員として」と切り出して爆笑を誘った ( 「人類最古の職業」とは売春婦のこと )。我が国の皇位継承者にそこまでの自虐を期待しても何十年先か分からないが、平成天皇の口からウィットに富む発言を聞いた記憶が全く無いのは物足りなかった。無い物ねだりだったようだ。

今日の皇居への一般参賀は大変な人数のようだ。やはり新天皇夫妻が の清新さが大きいのだろう。

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